オートクチュールの『焼き印』をつくった。
これは原宿の美容室、onヘアードレッシングの店内に新設する“建具”に使うため。
建具はスタッフルームと廊下とを明確に分ける必要性があったため、少し重厚な“ただの”引戸にした。でもその“ただの”引戸には、お店のことを考えた“少しの”デザインが盛り込んであるので、最終形態の完成した“建具”を見るのが楽しみである。
実は、この焼き印を押すのは美容室のスタッフさんが押すことになっている。こちらとしては、廻りからワイワイガヤガヤあーでもないこーでもないとうるさい外野に徹することができるのであ~る。
焼き印は、ハンダゴテの温度が上がれば上がるほど黒く焼け、そうでもないと上手く焼けなくてロゴが中途半端に押されて“まいっちんぐ”となる。先ずは自分で試してみないことにはやり方の説明もできないので、サンプルをつくってみましたが、これがなかなかどうしてものすごーく難しい。(´Д`)
はてさて、どうなることやらですが、手づくり感を出すことが大好きなお施主さんのことだから、例え何ヶ所か失敗したとしても笑って済ませてくれるのは大きな救いです。
※今回製作した『焼き印』は、北海道の“小樽キャスト製作所”と云うところでつくってもらいました。
焼き印の内容は、電気ゴテ60Wの先に、真鍮製の25Øの特注焼印が取り付いているタイプのもの。