北欧デンマークに古くからある家具で、『ノルディックスツール』と云う椅子がある。
このスツールが、ボクは“畳の部屋に合う椅子”だと思っている。
当然ながら畳が敷かれている部屋は和室になっていることがほとんどだと思うのだけれど、本来ならば椅子は、置かなければ良いにこしたことはありません。
畳はその上に直に座り、そして直に寝転んでこそ自然の姿なのだとは思っていますが、どうしても“畳が敷かれた部屋に椅子を置かなければならない場面”に遭遇した際、ボクはこの“ノルディックスツール”を選びます。
無垢のビーチ材(ブナ)の無塗装品なので、素地の質感の感触がたまらなく良い。
経年変化してゆけばそのうち自分色に染まってくるのだけれど、最初から柿渋やオイルステインに染め上げて愉しむ手もある。
いずれにしてもノルディックスツール、実に良い。
実際に座ると、座面の中心がくぼんでいて何ともお尻にフィットします。妙に心地よい。
ウチで使っているタイプのものは、座面の高さが600mmと背の高いスツールなんですが、足を置く“横桟”が階段状になっているので、座る人の背丈によって最適な座り方ができるのもよい。
機能性が豊富なノルディックスツール、実に良い。
とてもシンプルな木のスツールだけれど、畳の部屋にもよく似合います。(´_ゝ`)