カラーコーディネート

現在進行中の仕事で、各部仕上材料の色決めをしているところです。今日は工事中の建物の一室について、壁、天井のペイント色とこの部屋に取り付ける製品の仕上色を決めました。
色決めと言っても、現場で悩むことはあまり無く、設計段階から色の基本イメージが出来ているので、それに沿って具体的な色番号をチョイスするわけです。今回は日本塗料工業会の標準色見本帳というカラーサンプルを使いました。
私たちは、様々な製品を目にし購入したりしますが、これらには予め決められた色が何種類かあって、その中から気に入った色を選ぶということが普通だと思います。建築の場合には、特別な色(特注色)を選定して仕上材料をつくってもらうことが多く、建物のイメージを表現するためには大切な行為なのです。もっとも、使う材料の数量が少なかったり、コストを抑えた設計の場合には標準的なものでイメージに近いものを探すといったこともしなければなりません。
このような地道な作業の積み重ねによって、建築は造られていくので、完成した時はそれはそれは嬉しいものです。同時に大きな充実感も味わうことが出来るので、もうやめられませんね。まさに建築日和です。

-アーキテクト

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