自転車ラック

自転車ラック

昨年竣工した、勝どきのマンションに追加工事で設置した自転車ラックです。共同住宅の場合、住戸数分の駐輪場を設置しなければならず、敷地や1階廻りの平面計画に余裕がない場合には、どこにどう計画するかで結構苦労するのです。
駐輪の仕方としては、平(ひら)で置く場合と装置を使う場合があります。装置と言っても、平置き用のラックや2段式の機械など様々で、スペースやコストで何を選ぶか決めていきます。
今回は、避難通路に面したスペースに設置したので、ラック等による駐輪を指導された(役所指導)ため、平置きラックを選択しました。まあ、バラバラと適当に置かれても困りますので。
ただ、このラックが曲者で、なかなか良いモノがないのです。大抵、2~3台分が一連ユニットになっていて、連結して台数分を設置するのですが、アングルベースや車輪を載せるパイプフレームのデザインがイマイチなのです。しかも、今回は緩いスロープ部に設置しなければならなかったので、既製品をそのまま使えず頭を悩ませていたところ・・・・・見付けました。
コトブキ製の自転車ラック」です。前輪を挟んで駐めるという、非常にシンプルな構造のラックで、しかも1台ずつ設置できるのでラックのベースを立てる部分さえフラットにしておけば、多少傾斜があっても設置可能です。良い駐輪ラックが見つからなければ、製作も考えていたので飛び付いてしまいました。
スチール製でホワイトの合成樹脂コーティングが施され、1台当たり6,500円(消費税、工賃別)という価格も魅力ですし、設置後鬱陶しくならないのが何より嬉しいのです。
一般の家庭ではあまり必要無いかもしれませんが、ドッグポールにも使えそうなので、興味のある方はどうぞ。お薦めの一品です。

-アーキテクト

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