建築士のための指定講習会

私たち建築士は、日々の実務の中では勿論のこと、講習会に参加したりしながら法律の改正内容(これがちょくちょく変わる)や新技術の知識などを勉強するのです。
最近の建築問題等もあり、「知識や技能の維持向上」と「建築士の倫理」が声高に言われるようになって、参加する人が増えたようです。
でも、元々建築士法22条で規定されていたことなので、定期的かつ自発的に講習などを利用して知識の向上を図ってきたわけです。私の場合は、5年前に講習を受けたきりで、そろそろ受講しようと考えていたので良いタイミングでした。受講すると「修了証」が発行され、ちゃんと勉強している建築士ですよ、という証になるのです。ただし、建築士の能力を保証するものではないので、重みは無いのですが・・・・・・。
講習の内容は、今後改正される建築関連法規の内容や免震等の新技術について。幾つかの講義を1日かけて聞くのです。とても眠いのです。
今後は専攻建築士制度の一般化や講習受講の必修化になっていくような気がします。私、個人的には何か違った方向へ向かっていきそうで、ちょっと心配をしています。
本当は、信念と情熱を持って建築に携わる人が必要なんじゃないですかね。

-アーキテクト

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