現在設計中である住宅の確認申請を足立区役所に提出した。
今年6月に建築基準法が改正されて初めての建築確認申請である。
姉歯事件を受け、審査の厳格化を掲げた改正法が施行され、様々な問題を抱えながらの運用開始なのだ。だから、審査する側(役所)も申請する側(設計者)も解らないことが多く、とにかく気を使う事が多いのだ。
メディアの報道では、確認申請の受付件数の激減や着工延期による建築界の景気低迷などが伝えられている。
私自身、実際の申請行為に携わってみて、事の重大さを実感している。本当に、他人事ではないのだ。
今回の申請は、構造に係るピアチェック(適合性判定)が必要ない計画内容なので、法定21日間の申請期間なのだが、改正以前に比べ書類の多さやチェック内容の細かさ等で、果たしてどれくらいの期間になるのか想像がつかない。
今後も申請の経過など報告したいと思う。